【参加レポート】空き家発掘ビジネス化セミナー サブリース編

7月4日に開催された、茨城県内事業者向けのオンラインセミナー、空き家発掘ビジネス化セミナー サブリース編 に参加しました。

茨城県 政策企画部計画推進課さんが主催、運営は、株式会社LIFULL 地方創生推進部さんです。

 

サブリースというと、転売を目的にした一括借上げ…投資目的の意味合いが大きいと思ってました。儲かるとか騙されるとか、よくわからない、不安要素が大きいイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、特定非営利活動法人空き家コンシェルジュさんが、この10年、地道に取り組まれている、「空き家のサブリース」について、お話しをお伺いしました。

 

家賃の算定方法、契約の注意点、実際にどうなのかなど、お伺いできて、勉強になりました!オンライン参加者も、自己紹介及び感想を伝え、質問ができたので、ありがたかったです。

 

私が感動したのは、

【貸すにしろ、売るにしろ、建物を放置しないで管理していくことの重要性】

をしっかり発言されていた点です。

 

空き家バンクに登録する、売る、貸す前の、「建物の保全にもつながる管理」というのは、とても大事で大切です。

 

今後は、家を建て、新築を売る時代から、家を修理しながら活用する。そのために管理をしていく。ここに仕事や役割が創られ、皆さんの専門分野を駆使しながら、循環していく新しい流れが出来ていくことを、バイヤーズ・エージェント協議会…空き家空き地活をオンラインで考え、安心安全な不動産取引を誠実に行い広める活動をしているNPO法人として応援しています。

 

トラブルを未然に防ぐための、誠実で安心できる信頼できる関係性を築くこと。空き家にしても、移住にしても、大切なことで、私達が持っている価値ある知識や経験、スキルなどの財産を、活用して創意工夫をしていくこと。

 

奈良地域ですが、奈良方面でご相談、お困りの方は、特定非営利活動法人空き家コンシェルジュさんをご紹介させていただきます。

 

茨城県様、株式会社LIFULL様、特定非営利活動法人空き家コンシェルジュ様、ありがとうございました。

 

賃貸契約における信用情報【不動産トラブルを未然に防ぐ】

代表理事の草柳です。
私事ですが、20年ぶりに、賃貸住宅の契約を交わしました。
変わったことが多く、いろいろなお話しを伺う機会を得ました。
10年以上、メールで不動産相談を行ってきた立場として、今回得た学びを、皆様にシェアさせていただきます。
初めて賃貸を借りる方のご参考にしていただければと思います。

1.保証会社という壁

賃貸物件を借りるには、保証会社に入ることが条件になっているのが殆どですね。

この保証会社をいれるメリットとしては、
・オーナーさん(大家さん)

借主さんが家賃滞納があった時に、補填できるよう保証会社さんがいるので助かる。

入居するには、賃貸物件を借りる際に、まず、保証会社に審査を依頼します。
この審査に通った人だけが、契約できます。
通らなかった、非承認の方は、契約できませんし、借りれません。

これは、どういうことかといいますと、
・その保証会社の物件は、全て借りることが出来ない
・その保証会社を使っている不動産業者さんでは借りることが出来ない
ということになるんです。

たった一度の「審査」ですが、その後を分ける大きな重要ポイントになることを、あまり意識されていない方が多いような気がします。事実、何度やっても審査に通らない方は、一定数いらっしゃるようなのです。例えを書いてみますね。


2.保証会社の結果は絶対

Aさんは、気に入ったテラスハウスを借りようと、管理会社に内覧を希望し、実際に中を見せてもらい、非常に気に入りました。

保証会社さんの審査をしましょう、と申込書を書きます。
就職が決まっていたので、合格書をコピーしてお渡ししました。
しかし、いま現在、無職なので、年収や月給を書きませんでした。

「では審査に出しますね」
管理会社はコピーをくれませんでした。
心配になったので、
「今の口座の残高のコピーなど出さなくて良いですか?」
「それは、保証会社から求められたら出せば良いので今は不要です」
そうですか…。

その後、保証会社から電話が来ましたが、
「月給は幾らですが」「残高は幾らですか」と聞かれたので答えましたが、申込書には書いていませんでした。違うことを答えたのです。

結果、「非承認」審査は通過しませんでした。

Aさんは、「もう一回書き直して申し込みたい」「就職が決まっている会社の月給を書いて、口座残高のコピーを出せば、通過すると思う」と管理会社にお願いしてみたが

「二度出す人はいません」
「一度非承認になったら、同じ結果になります」
「うちは審査が通過した人にしか貸せないんです」
「オーナーさんが、この保証会社で審査通った人に貸してほしいというご要望なんです」
「うちはこの保証会社さんしかありません」
の一点張りで、再申込は断られてしまいました。

念の為、保証会社に連絡してみましたが
「内容については一切答えられない」
「審査結果は覆らない」
という見解でした。


3.物件ではなく人として

困ったAさんは、別の不動産業者に相談してみました。
不動産業者から頂いたアドバイスは以下。

★保証会社が調べているのは、
1.過去に、賃貸の滞納や不動産トラブルがないか
2.支払い能力があるのかどうか
3.系列会社(カードローンなど)でブラックになっていないか
ということ。

Aさんの場合、1と3は無いので、2が「無し」と判断された可能性が高いのではないか。
就職して、月、幾らもらえるのかの根拠、証拠がなければ、本当に払えるのか、保証会社にはわからない。合格通知だけなら幾らでも偽造出来るので、補足資料は必要だったと思う。

アドバイスをいただいたAさんは、
ではそれを揃えて、再度、あのテラスハウスを申し込みたい。御社では出来ないか?質問します。

「それは出来ません」
「なんで結果がわかっているのに、また申込ませるの?と喧嘩を売ってることになる」
「うちとその管理会社さんだけなら、それでもいい。ただ、管理会社がAさんに余計な不信感を抱くと思う」
「管理会社さんとAさんの信頼関係が壊れると思う」

極めつけは
「本当に、この人に、この物件を貸したいと思うなら、オーナーさんとのお付き合いもあるでしょうから、審査が通るように、出来る限りの手を尽くすはずです。それが管理会社の仕事です。それが今回無かった、ということは、管理会社さんとしては、貸したい人ではなかった、ということになります」

Aさんは青ざめてしまいました…。

調べもせずに、保証会社の審査を、甘く、軽く考え、申込内容を慎重に吟味することなく曖昧なまま提出し、コピーをもらうことも怠りました。

結果、希望の物件は借りれず、保証会社には「非承認」という個人情報が残ってしまう残念な結果となってしまいました。
今後、その保証会社が扱う賃貸物件と、その管理会社では、賃貸物件は二度と借りることが出来ないのです。目には見えないけれど、大きな「制限」を、自らの不注意で、作らなくても済んだかもしれないのに、作ってしまったのです。

ことの重大さに気づいたときには、後の祭りでした。


4.保証会社は幾つかある。きちんと相談を。

どうでしょう?例え話ですが、イメージいただけたでしょうか。
管理会社によっては、保証会社は一社だけのところもあれば、数社揃えているところもあります。保証会社によって、厳しい審査のところもあれば、どこを重視するか差があります。
より詳しい管理会社、不動産会社さんを選びましょう。

もし、一度でも「非承認」になったことがある方は、必ず、誠実に事実を伝えるべきでしょう。管理会社や不動産業者さんは、支払える根拠が明確ならば、借りれるように尽力いただけることが多いです。

審査が通るように、必要な書類を一緒に調べて考えてくれたり、書き方も、「ここはコレを書いてください(そのほうが、保証会社としても判断しやすい分かりやすい)」などご指導いただけるところも多いです。

賃貸物件契約は、保証金など初期費用負担が非常に大きいです。
大きなお金が動きますので、まさに
自分とオーナーさんと管理会社さんと保証会社さん…の相互の関係性
「払い続けられるかどうか=信用できるか、信頼できるか」の問題になります。

気持ちよく、暮らしていくための第一歩として。
入居する前の、保証会社の審査から、誠実で安心してお願いできる業者さんを選びましょう。
大前提として、自分自身が、この人なら貸したい、貸しても良いと思ってもらえる、信用、信頼いただける、誠実な人であることが、何より最も大切です。

【空き家問題】立教大学生からのインタビューに協力させていただきました。

 東京都の空き家問題を調査している、立教大学社会学部4年 小針 楓太(こばり ふうた)さんより、自治体と市民団体の空き家問題への取り組みの役割分担や協同について、オンラインインタビューを受けました。

 NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会の代表理事として、調査に協力し、以下、お話しさせていただきました。
 私ども法人及び、正会員の経験と活動が、次世代を担う大学生の空き家問題への関心、研究、調査のお役に立てることを願っております。

1)法人の取り組みについて

1.オンラインお話し会
Zoomを使って、オンラインで正会員が活動事例を発表し、市民の皆様に情報共有
・長野での空き家バンクの取り組み
・岐阜での古民家を活用した取り組み
・東京での中古住宅を活用した取り組み 

2.空き家活用チャレンジプログラム
 実際の空き家を視察し、計画を立て資金を集め、修繕しながら活用する長期プログラム
・昨年、千葉県東金市の中古住宅を視察した事例
廃屋化が深刻な為、計画で保留している状態。
実際にこの物件を空き家バンクに登録するかも含め検討中。

3.都内で実際の空き家を事務局として活用
 代表理事の家、事務局は、昭和時代の元薬局の中古店舗居宅。荷物(残置物)在りで片付けはやりますと交渉して、譲ってもらった。一階の倉庫や三階の屋根裏部屋は、荷物が大量に残っているが、お風呂やトイレ、台所などそのまま使えたので、ありがたく使っている。一時期は、近所の子供達に開放してアトリエもしていた。うちの事務所そのものが、空き家活用である。

2)自治体や民間企業との連携における困難

 現時点は、自治体、民間企業とはまだ連携していない。紹介に限っている。
代表として各地を視察してきた経験を踏まえ、以下にまとめる。

 自治体が明確な方向性を出すことで、役割分担が明確になり、連携は可能である。

★よくある連携が難しいケース
 不動産屋がない、または極端に少ない地域。空き家はあるけど、すぐに貸せない売れない状態。重要なサポート【不動産屋】【空き家バンクなどの空き家活用】の連携まで出来ていない。

民間:資源や強みを活かしてイベントなど、地域おこし協力隊などの現場は動いているが、肝心の部分が進んでいかない。

自治体:古民家のお試し居住、ワーケーション、ファミリー世帯の移住獲得目指す。
しかし実際の地域の空き家は登録されないし減っていかない。

★よくある連携が進んでいるケース
 まちぐるみで自治体と民間が協力して移住と空き家活用に積極的。

自治体:地域資源を活用して、古民家やキャンピングカー、クラインガルテン(年契約の農業体験できる別荘)などのお試し移住体験住宅で若者、旅行、テレワーク、ワーケーション、ファミリー世帯などを誘致。地域おこし協力隊も公務員なので、家探しまでサポート。

民間:まちの不動産屋が連携し、積極的に空き家登録し、修繕もまちの工務店。賃貸や売買もまちの不動産屋の賃貸や売買契約、売上につながる。

3)直面している問題

「空き家を活用し、空き家問題を解決するというゴール」に向かって、協力しあえるお互いの調和点が不明瞭

1.自治体と民間の一致のズレ
自治体⇨人集めと空き家問題どうにしかしてもらいたい⇨「どう」の部分が明確になっていない
民間⇨「どう」を考えて実行したいが、資金の問題が(運営費⇨国/購入賃貸費⇨お客様) 

2.所有者と民間と自治体のズレ
 空き家活用=実際の空き家の所有者にメリットが少ない
⇨貸すのに抵抗がある。負荷が大きすぎる。
・荷物が大量にある、汚い、壊れたまま⇨掃除、片付け面倒/時間・お金がかかる
・すぐに売れるわけではない⇨空き家バンクに登録する(空き家活用)にメリット、魅力があると思えない。

4)民間団体としての強み・弱みについて

【弱み】健全な事業運営が大前提なので、どうしても売上確保が優先してしまう。結果、プライベートなことや、細々としたことに踏み込んで進められない。

【強み】それぞれの専門分野で相互協力できる基盤を作れれば、互いの利益と自治体のゴール(空き家活用、空き家問題の解決)に繋げられる可能性がある。

【弱みは強み】いかに信頼できる企業、団体、人と繋がれるか。
⇨空き家の所有者も、空き家を活用したい人も含む
⇨不動産屋、工務店、古物商、掃除業者、解体業者、司法書士、行政書士などなどが、自治体の目指すゴールを共有理解し、相互協力をする、所有者に対して善意をベースにした連携(自社の利益追求を最優先しないこと)が必要
⇨所有者の負担が減る工夫/気持ちよく空き家活用できる仕組みづくり
⇨結果、市民のため、自治体のため、空き家問題解決になる
⇨結果、自分たちに返ってくる(民間企業や団体)

5)今後、空き家問題解決に必要とされるもの

 本当に空き家なのか、調べること。所有者にとっては、【大切な財産】である。荷物置き場として自己使用・家族が集まる時に使おうと残しているケース多数。

 今までは、働けば、お金が入って豊かになるという観念が主流であった。そのため、皆、高額で家を買い、土地を買い、物を溜めてきた。愛する大切な人達、家族のためであり、高額で売る、自分自身のためでもある。所有者は、財産は、家族が使ってくれる。もっと高額で売れると信じているから、手放さない。

 しかし、家族や残った人が相続し、後始末するのは、時間とお金、相当の負荷がかかる場合が非常に多く悩みは大きい。

 人は、歳を重ねると、動ける範囲が少なくなっていくことが自然である。どの年代も、生活が最優先であり、興味がない、メリットがない、やりたくないことは、【面倒くさい】と避け続け、一番後回しにする傾向があるのは、非常に当然なことである。

 以上を踏まえた上で、これからは、今使わないものは、次に使ってくれる人に譲ろう、使って活用してもらおう。全部直さなくても良い、全部捨てて、全部綺麗にしようとしなくて良いんだ。一部で良い、それでも使いたいという人に活用してもらおう。…のような、わかりやすく目に見える具体例が増えることで、軽やかな発想が現実的になると考えている。

 使っていない自転車がある。友達が貸して、というので貸してあげる。終わったら満足して、友達が返しに来る。「ありがとう」お土産にお茶菓子を買ってきてくれた。…このくらい身軽なイメージ。

 問題ではない。重くない。面倒ではない。

 人が住んで暮らしを営んできた、大切な財産だったのだ。空き家活用とは、軽やかな気持ちで誰でも出来る、自転車に乗るくらい当たり前!ただし固定資産税は課せられ、維持費が必要なので、一定期間に限定した、相当の使用料は頂戴する(または等価交換)約束を交わし、その約束事をきちんと守ることが出来る誠実な人や企業や団体に
「シェアする(どうぞ役立ててください)」
「空き家(空間)を活用して循環させることで互いの価値(空き家と使用者の活動)を高める」
という発想の変換を経て、様々な専門家、プロが間を取り持ち、役割分担、分業していく仕組みを整えることで物事が進み、自治体、地域の空き家問題が進んでいくだろう。

 「お役に立てて嬉しいです、ありがとう」そんな空き家活用が自然になることを、目指す。

NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会
代表理事 草栁ちよ子(安子)
2022年6月8日
 

【追記】
 バイヤーズ・エージェントとは、海外における不動産取引(日本の弁護士)のような、土地や家を買いたい人の希望や経緯を伺い、それぞれの各事業、活動経験を活用して、お調べしたり、法的・中立的・客観的な見解を伝え、当人に不利益や事故がないよう、トラブルを未然に防ぎ、信頼関係の元、契約や約束事が進んでいくことをサポートする関係性のことです。

 私達は、自ら主体的に、誠実で、安心、安全な取引を心がけ、信頼できる専門家、業者、企業を選びましょう。ということを一般市民の皆様にお伝えするのが、NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会の活動理念です。

4月24日(日)19時半〜20時半 シェアハウスだけどコミュニティハウスアオイエの取り組み大公開!【NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会オンラインでお話し会008】

2022年度の最初の、オンラインお話し会です。

全国にシェアハウスを展開している、コミュニティハウスアオイエの代表、巴山さんと、コミュニティマネージャーの市村さんのお話しです。

Zoomで無料でご参加できます。皆様のご参加、お待ちしております。 f:id:LGG:20220417203825p:plain

ご案内

世の中には、さまざまなコミュニティがあります。
シェアハウスは、最近メジャーになりつつあるコミュニティの一つ。空き家問題や貧困問題などの社会課題の解決策としても注目を集めるシェアハウスは、この10年で10倍にも増えたそうです。

あなたの周りにも「住んでいる」という声を耳にすることが増えたのではないでしょうか。

今回はアオイエという一風変わったシェアハウスのお話をお聞きします!

 

アオイエは一軒家をシェアする形のシェアハウスですが、「コミュニティハウス」という名前を語っています。
シェアハウスとどのように違うのか、アオイエのコミュニティらしさとは何か?
シェアハウスのポテンシャルを最大限に引き出そうとしているアオイエの取り組みを大公開しちゃいます!

 

お話しするテーマ
・小さなコミュニティをたくさん作っているアオイエ。どうやってコミュニティ同士を繋げているの?

・シェアハウスは中で完結できてしまうため、実は地域と接続しづらい。それでも、どのように接続していくか?


コミュニティハウスアオイエ
アオイエは、全国に14の拠点(東京:8箇所、京都3箇所、大阪:2箇所、沖縄1箇所)をもつコミュニティハウスです。「みんな表現者」をコンセプトに掲げ、家という形を通して住人に安心と挑戦を提供しています。

 

アオイエは、安心と挑戦をうむ環境づくりとして、各家へのキーパー制の導入、ゼミや合宿の実施、入居者へのフォローアップなど、他のシェアハウスには類を見ない取り組みを、5年目を迎えた今もなお続けています。

www.community-house.jp

 

巴山 雄太|Yuta Tomoeyama
明治大学卒業後、“ブラックな企業“として知られるトゥモローゲート株式会社を含む2社に入社、事業開発やブランディングプロデューサー職として従事。その後、挑戦する全ての人が外的要因(仲間、空間、知見、お金)で夢を諦めない世界を目指して、2020年に地域サッカークラブである

enoshimafc.com

を創設。2021年8月、株式会社アオイエの代表取締役に就任。
就任時リリース

note.com

 

市村彩|Aya Ichimura
石川県金沢市生まれ。北海道大学にて、日本三大自治寮の恵迪寮で4年間を過ごす。
2019年3月に上京し、アオイエに入居。寮とのギャップからコミュニティに興味を持ち始め、はじまり商店街・6curry・ADDressなど様々なコミュニティサービスに関わる。2021年、コミュニティの立ち上げとコモンズ(共有資源)の運用に最適化した コミュニティプラットフォーム、Share Village の創業期にジョイン。
現在はアオイエに加え、日本のコワーキングオフィスの先駆けであるちよだプラットフォームスクエアのコミュニティマネージャー。
スープカレーとマリオカートをこよなく愛す。

 

▶︎概要
【日時】2022年4月24日(日)19:30-20:30
【参加費】無料
【申込方法】Peatixのページより当日16時までにお申し込みください。
お申し込みいただいた方にメールでZoomのURLを送信します。
【Peatix】https://jbanpo20220424.peatix.com/
【会場】オンライン・Zoom
【主催】NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会
【協力】移住ソムリエ®︎/トンガドメイン日本公式事務局


▶︎【オンラインでお話し会】とは?
「空き家活用を考えている」
「移住や多拠点生活など考えている」
「移住促進活動をしている」
「地域の魅力を発信し地域を盛り上げている」
そんな移住や空き家活用に関心のある一般市民の皆様に、
NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会の正会員の活動事例をZoomで発表するオンラインお話し会です。
皆様のご参加をお待ちしております。

 

▶進行
草栁ちよ子
代表理事/移住ソムリエ®︎
2004年より海・山・都会の3拠点生活でメールで不動産相談やNPOのホームページ制作、運営管理、文章制作などリモートワークとワーケーション生活を展開。2019年、移住ソムリエ®︎を起業し、代表理事となる。移住の課題を解決するためのオンライン事業を展開している。

 

▶NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会とは?
安心安全な不動産取引の架け橋となる専門家バイヤーズ・エージェントを増やし、トラブルを未然に防ぐことを目指して設立されたNPOです。10年以上、無料不動産相談を提供し、住まいの質向上のための知識提供と啓蒙活動に誠実に取り組んできました。
2019年草栁ちよ子が新代表理事となり、コロナを経て、2021年より住環境の保全に関わる知識情報や啓蒙活動として「空き家活用」「地域活性化と移住促進」を実践されている正会員皆様の講演をオンラインでお話し会として開催します。
埼玉・長野の空き家、岐阜の空き店舗、新潟の空き地などを使って若者がNPOを通して、個人と地域への社会貢献となる流れ、循環を創るチャレンジ場として展開してまいります。

 

▼入会案内

info.yottakari.com


▼NPO法人日本バイヤーズ・エージェント公式ホームページ

NPO法人 日本バイヤーズ・エージェント協議会

▼Facebookページ
https://www.facebook.com/JBA.NPO
▼事務局からのお知らせ

info.yottakari.com

#yatcheese プロジェクトについてYouTubeでお話しました

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NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会の代表理事の草柳ちよ子です。

 

youtu.be

 

3年ほど交流がある、新潟県の「ながおか史遊会」でご活躍中の、湯本泰隆さん(やんやんさん)のYouTube【まわしよみラジオ】に出演しました。

その中で、#yatcheeseプロジェクトについてお話させていただきました。

 

以下、話したことなどまとめておきます。

初めに

NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会は、平成14年・2002年に認定されたNPO法人で、私自身は、令和元年2019年に代表理事として継承しました。
人口減少による、空き家問題を解決するためにオンラインで考えるNPOです。
空き空間を活用し、建物の保全や防災に取り組み、移住者が増え、地域社会や市民の皆様が元気になる情報などをご提供するNPOです。

 

パンデミックの影響が大きく、NPO法人の体制を整えるのに大変苦労しましたが、やっと昨年度から新体制で動けるようになり、新しく入会された正会員の皆様のご協力もあって、
「オンラインお話し会」
「公式ブログでの活動内容の発信」
をすることができました。

 

さらに今年度は、NPO法人が目指す
「空き空間の活用」
の具体例として、

愛知県豊橋市のコワーキングスペース「トライアルビレッジ」様のバーチャルオフィスをお借りして、

理事のパソコンシッターの長谷川まさみさんが提供される「オンライン手芸倶楽部」を、市民の皆様に提供する
と言う活動もスタートしました。

yumelog.com


空き空間の活用で、いきなりバーチャルオフィスと言うのは、驚かれるかも知れませんが、このNPO法人は、設立以来、いち早くオンラインに特化してきましたので、むしろ、「私たちらしい」と考えておりますが、反面、時代を先取りしすぎて、市民の皆様には、よくわからないと思われる可能性も高いです。


実は法人設立時は、「NPO法人日本バイヤーズ・エージェント協議会」その名前の通り、「アメリカ型の不動産仲介のバイヤーズ・エージェントの重要性を提唱しよう」
でしたが、そうは言っても、なかなかピンとくる人はいませんでしたので、

「仲介業者が主導権を持つのではなく、知識を身につける、自分が主導権を持ちましょう」
「不動産業者におまかせではなく、信頼できる不動産業者に依頼しましょう」
「不動産業者は、お客様が安心安全に思って頂ける誠実な不動産取引を行いましょう」
と言う感じに修正し、
「メールでの無料不動産相談」
と、
「Q&Aをダイジェスト配信するメールマガジン」
を、市民の皆様に提供してきました。

 

私が代表になる前、2017年から3年間、新潟、長野、愛知など中部信越地域で「旅する活動家」として活動しました。地域おこし協力隊さんのお話を伺ったり、サテライトオフィスや移住体験住宅の視察、空き家バンクで実際に見学、継承するまでの流れを体験したりしました。
その中で、地域の空き家、空き地、空き店舗を何とかしたいという現地の方からのご相談が増えました。同時に、空き家を探してるんだけど、空き家を貸してもらえないというお声も多かったんです。そこで、個人的に、2019年に、地域を行き交う人の流れを創りたいと、移住ソムリエ®︎を起業しました。

 

このような経緯があり、
「空き家や空き地の課題を解決したい」
と言う皆様にNPOでご活用いただけるよう考えました。

新たに開始するのが、
#yatcheese
です。


今はSNS時代ですので、各自治体や団体の皆様が積極的にスタンプラリーやフォトコンテストなど活用されていらっしゃいます。

多くが観光目的だと思いますが、まさにワーケーションがそうであるように、訪れて滞在することがスタートですから、こう言う取り組みこそ、空き家や空き地の課題解決のための第一歩だと考えています。

 

ただ、自治体主体ではなくて、実際に住んでいる、その地域でお仕事を営んでいる、今は住んでいなくても、昔住んでいてお世話になった、仕事をしていた、その地域が好きという方々や、地域を大切にする皆様が主体になることが望ましいと考えていますし、まさに、やんやんさんがYouTubeで「君はまだ新潟を知らない」で新潟の魅力を発信していらっしゃるようなことです。


さて、
#yatcheese
ですが、

観光や旅行で訪れた思い出の記念写真や動画に#yatcheese のハッシュタグをつけて投稿し、それを見た人達が、地域の様々な魅力にアクセスできるようになることを目指した、地域を元気に、訪れた人を笑顔にするプロジェクトです。

YAT=Where you at?どこにいるの?
Say, cheese! はい、チーズ!

どのSNSから投稿いただいてもOKです。SNSを超えて、ハッシュタグでアクセス。なかなか旅行に行けない時こそ、見た人達が オンラインツアー できるように地域の魅力をTwitterやインスタグラムやYouTubeやTikTokなどSNSで発信しましょう!! という内容です。

実際に見ていただくことが一番だと考えましたので、私が個人で活動してきたものを投稿してます。

yatcheese.com


メニューから、各SNSの検索ができます。たぶん、行ってみたいと思う場所、あると思います。


ただ、皆様に投稿していただくのが目標で、私の投稿ばかりが目立ってしまうのは良くないので、私のものは海外の皆様向けにしてます。

これから皆様にお声掛けしていきますが、何よりも、お世話になった信越の皆様に投稿していただきたいので、実は、新潟と長野は外してます。

と言うわけで、やんやんさん、新潟や長野の皆様、よろしくお願いします!

公式アカウントで、いいね!拝見させていただきます。

 

本年度より「具体的に、yatcheeseどうすればいいの?」という一般市民の皆様へのご案内と、地域を応援、魅力を発信する活動をしている正会員またはその関係者様のお話しを、動画で発信していく予定です。

ぜひ参加したい、お話したいという方は、代表理事の草柳ちよ子まで、ご連絡お願いいたします。

 

 

バイヤーズ・エージェントのNPO法人が「空き家活用」と「地域応援」に力を入れる理由

 

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バイヤーズ・エージェントのNPO法人が「空き家活用」と「地域応援」に力を入れる理由


❶ある意味でバイヤーズ・エージェントそのものだった旧体制

私達のNPO法人の名称に含まれるバイヤーズ・エージェントは、直訳しますと「買う人の代理人」です。

バイヤーズ・エージェント制度は海外、特にアメリカ型の不動産売買の制度で、買う人がエージェント(代理人の不動産のプロ)に依頼する仕組みです。

なぜ、この重要性を提唱したかと言えば、日本の場合は、1社の不動産屋さんが、売主側と買主側を兼ねることができ、当時、買主からのトラブルも多かったからです。

ただ、ビジネスの側面では、こうならざるを得ない事情があり、両方を兼ねた方が儲けが多い(売主と買主の両方から仲介手数料をもらえる)ので、あえて買主の側に特化するメリットは無いと感じましたし、そもそも法的に認められていれば、海外だって双方をやっているのではないかとも思いました。

ですので、旧体制時代は、わざわざ日本の仲介制度に異を唱えて仲介事業者の皆様と対立するのではなく、ご参加いただいた仲介事業者の皆様のお力をお借りしながら、(買主だけではなく借主も含めて)顧客目線での不動産相談を受け、ある意味では、NPO法人自体がバイヤーズ・エージェントの役割を担ってきたと感じています。

 

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❷空き家にこそ感じたバイヤーズ・エージェントの必要性

その後、オープンなQ&Aサイトが普及し、また、理不尽な事例はSNSで公開されて是正されるなど、旧体制でやってきたことを、皆様同士でやれる環境になり、無料のメール相談は終了し、現体制での活動が開始します。

一転して、空き家・空き地問題をテーマにしましたので、全く新しいことをするように思われがちですが、実は違います。

確かに、理事長の私も含め、メンバーも活動そのものも変わりましたが、法人名と定款(法人の活動目的)を継承しました。

空き家・空き地こそが、日本でバイヤーズ・エージェントのノウハウが最も必要だと感じています。

 

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空き家や空き地は、物件価格が低く、老朽化や相続などでの権利関係の複雑さから、率直に言ってしまえば、仲介事業者の皆様が扱いがらない取り引きであることが多いのです。

ですから、個人間での契約になることも多いのですが、プロが見送るような物件を契約するのですから、そこにはバイヤーズ・エージェントのノウハウが不可欠だと考えました。

IENOTANE(空き家を楽しく)では、実際に古民家や空き家などを利用して活動されている皆様や、マンションやテナントなどの空きスペースを活用されている皆様、そして、そのようなことをやっていきたい皆様の間で、アイデアを共有しつつ、NPO法人がバイヤーズ・エージェント視点で、実際に物件などを活用していきます。

この実践の模様や得たノウハウなどを、公式ブログを通じて、市民の皆様にお伝えしていくことで、目的の達成を目指していきます。

 

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❸これからの時代のバイヤーズ・エージェントに必要なもの

一方で、バイヤーズ・エージェントの重要性だけではなく、守備範囲の拡大の必要性も訴求したいと考えました。

人口が増加して開発が進み、新たな住民が増えていく時代においては、物件の購入は、物件だけで考えても大丈夫だったと思います。

しかし、空き家が増える時代においては、どんなに良い物件を購入したところで、その地域での雇用力が無い、税収不足(将来的な生活インフラの維持に不安がある)など、個人では解決できないトラブルに巻き込まれる可能性があります。

仲介事業者の皆様の守備範囲は、今までも居住後のトラブル防止のために近隣の状況なども調べることはありましたが、基本的には住んでからのことではなく、あくまでも短期的な購入満足度を指標に動かれると思います。

一方で、これからの時代に必要なのは短期だけではない、中長期も踏まえての居住満足度になり、そこを指標に顧客のために調査や交渉ができることが、バイヤーズ・エージェントに求められるのではないかと思います。

 

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❹居住満足度の向上に向けたバイヤーズ・エージェントからの提案

すでに日本でも、海外から日本を訪れ、その魅力にひかれて居住、さらには永住されている皆様が増えてきました。

日本人の皆様の多くが、日本が好きだから…と思われがちですが、実際には、日本の中の●●(居住地)が好きと言うように、その地域でなければならない背景があります。

本来なら日本人であっても、同じように居住地を決めることで、居住満足度は高くなることが予想されますが、生涯雇用を基本にしていた日本社会では、現実的には難しい状況でした。

しかし、テレワークの普及やワーケーションの推奨などの動きにより、まだ一部ではあるものの、自分の好きな地域に居住できる皆様が増えてきました。

そこで、企業や自治体が主体となるプロモーション活動に加え、市民レベルの草の根的な活動として、皆様が訪れた地域の魅力をSNSを通じて共有し、それぞれにとって居住満足度が高い地域選びに役立つ活動が、#yatcheeseです。

 

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❺この活動を続けていくためには、市民の皆様からのご支援が必要です m(_ _)m

旧体制の経験を踏まえ、このような形で新たな活動をしておりますが、今、最も重要になってきますのが、運営にかかる費用(月額・約10万円)の工面になります。

継承前は、前理事長のお力添えによって、ご協賛いただく企業様がございましたが、すでに契約期間は満了しており、新たに活動資金を確保しなければならない状況にあります。

2021年度までは、皆様からの会費で不足します部分を、私個人の持ち出しで運営してきましたが、これでは将来的な世代交代も含め、このNPO法人の活動を持続させることが難しい状況です。

そこで、まずはご支援いただいております皆様への御礼、そして、ご支援のご案内をすべく、この「ありがとうのページ」を作成させていただきました。

arigato.yottakari.com

私たちの活動に共鳴してくださる皆様、どうぞ、お力添えをいただければ幸いです🙇‍♀️

 

ご支援につきましては【コチラ】をご覧ください。

info.yottakari.com

【ご紹介】2022年3月14日オンライン開催・陸奥さんに聞いてみよう!猫太クンと学ぶ 「コモンズ・デザイン」

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皆様、いつもお世話になり、ありがとうございます。理事長の草柳ちよ子です。

今回、新潟・ながおか史遊会の塾頭の湯本さんからお誘いを受け、表題のオンラインイベントを視聴させていただく予定です。
https://peatix.com/event/3168812

講師の陸奥賢さんは、読売教育賞のNIE部門最優秀賞を受賞したワークショップの「まわしよみ新聞」の考案者です。

私自身も開催し、著書も拝読させていただきましたが、こちらの記事に書きました通り、まわしよみ新聞を教えてくださったのが湯本さんでした。
https://yumelog.com/mawashiyomi/

ぜひ、陸奥さんにもお会いしたいと思っていましたが、感染拡大前に開催された東京での講演は、あいにく都合がつかず、やっと今回、オンラインでお会いできることを楽しみにしています。

実はテーマの「コモンズ・デザイン」ですが、
私も詳しく知りませんので、色々と調べてみると、「なるほど、確かに!」と思いました。

ただ、ここで詳しく書くと、参加される皆様の楽しみを奪ってしまいますので、今回はひとつだけ、書かせていただきます。

 

コモンはコミュニティの抱える課題の解決方法の1つだと予想してます

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NPO法人の事業と並行して、私はコミュニティ運営の事業を行なってますが、大切なのは、それぞれのコミュニティの内側です。

#yatcheese で喩えますと、コミュニティは●●町(来て欲しい自治体)さんや、SNSプラットフォーム(使って欲しい会社)さんが相当するはずです。

#yatcheese のようなハッシュタグイベントは、多くの自治体さんやSNSプラットフォームさんでされてます。

ただ、それぞれの自治体さんにとっては「よその自治体ではなくうちを!」、SNSプラットフォームさんにとっては「よそのSNSではなくうちを!」と、コミュニティの利益が優先されます。

そうではなく、コミュニティの枠組みを超えた取り組みが必要だと感じて、それで、私たちが #yatcheese を開始しました。

 

私が理事長に就任して英語の表記を変更させていただきました

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日本バイヤーズ・エージェント協議会の英語名称ですが、先代までは、Japan buyer's agent community(略称:JBA)でしたが、約款で定めた正式な英語名称ではなく、容易に変更が可能でした。

#yatcheese のプロジェクトに象徴されますように、私たちの動きはコミュニティの枠組みを超えることを目指しており、自身をコミュニティにするつもりもありませんでした。

良い英語は無いかと調べ、一番しっくりきたのが「consortium(コンソーシアム)」でしたので、私の継承を機に、(英語名称は非公式ですが)Japan buyer's agent consortium(略称:JBA | NPO)に変更しました。

consortiumには、共同事業体と言う意味もあり、個人やコミュニティが、共通の目的、つまり、NPO法人の定款の目的の達成に向かって、力を合わせていくことをイメージしています。

こんなお話しをしますと、「ちよ子さんはコミュニティが嫌いなんですね?」と言われてしまいそうですが、もちろん、違います。

それどころか、コミュニティ運営の事業の方では、皆様に、気の合う仲間がいるコミュニティに入ったり、少人数の自分のコミュニティを作ったりすることを勧めています。

ただ、かつての温泉が、敵味方の区分なく安らげた場であったように、コミュニティとは別の居場所も重要だと思います。


以上、長くなりましたが、可愛らしい猫太くんが一緒なので、私のようにコミュニティの運営をする皆様だけではなく、知識や造詣を深めたい皆様も楽しめると思います。

ご興味のございます方は、3月14日、ぜひ、ご一緒しましょう!

【レポート】宮川周平さん :【NPO・JBAオンラインでお話し会007】『CFFで学んだ、コミュニティ運営に生かしたいコミュニケーションの方法』

2021年12月21日(火)、オンラインお話し会第7回、長野在住の宮川周平さんよりお話しいただきました。

 

以下、宮川さんからのレポートです。

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sharing love 探究者の宮川周平です。“愛をわかちあう瞬間を増やしたい”をモットーに執筆・メディア運営(準備中)・キャリア教育・海外ボランティアなどやっています。今回は「CFFで学んだコミュニティ運営に生かしたいコミュニケーションの方法」というテーマでお送りします。

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テーマに行く前に、“sharing love” = “愛をわかちあう” について説明します。私がいま思う“愛をわかちあう” というのは、自分が持つ愛(例えば、他者を大切に想うあたたかい想い、傾聴や思いやり、優しさなど)を、他者と言葉を通じて共有し、肯定的な想いが心に芽生えること、というふうに考えていて、どうしたらそんな瞬間を増やせるのか、どんなことがsharing loveなのかを探究していきたいと思い、“sharing love 探究者” と名乗っています。

 

今回のテーマにある「CFF」は、海外ボランティアを行っているNPO法人。未来に繋がる基盤をつくることを目指し、世界の厳しい立場におかれた「子どもたちの支援」と、未来の社会を担う「青少年の育成」を目的とした活動を、マレーシア・フィリピン・ミャンマーの3カ国で行っている団体です。

 

具体的には、ワークキャンプやスタディツアー、日本国内でもオンラインイベントなどを開催しています。私は2回キャンプに参加経験があり、また国内活動にも約3年間関わっています。

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いよいよ本題です。CFFにおけるコミュニケーションの特徴は「シェア」「日常の連絡」「ミーティング」という3つの場合であらわれます。

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「シェア」というのは、場にいるメンバーが1つのテーマについてそれぞれの想いを話すことです。そんな「シェア」のときには次のような言葉遣いになります。

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まず、シェアしてくれること自体が素敵なことだと伝えます。そして、丁寧にシェアしてほしい想いを伝え、話してくれたら拍手をしながら感謝を伝えます。

 

続いて、国内活動などでメンバーと連絡を取り合う場合です。

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今の自分の状況を細かく伝え、相手の想いに寄り添った表現を使います。コミュニティ運営だけでなく仕事におけるコミュニケーションにも使えそうだなと思います。

 

続いて、ミーティングの場合です。国内活動などでプロジェクトを進めるときを想像してみてください。

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これは、日常の連絡とシェアの特徴をミックスしたような表現です。プロジェクトとなるとタスクを進めることに頭が傾いてしまうことが多くなりますが、一緒に創りあげるメンバーなので、想いの一致や認識の統一などを丁寧に行う必要がありますね。

 

最後に、私がすでに生かしていること、今後生かしたいことがこちらです。

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所属するキャリア教育団体では、心に余裕があるときはCFFの伝え方をするようにしています。一方ライターの仕事では、タスクを進めるを優先している私がいます。また、友人との間では、CFFの雰囲気を知らない人にはCFFのコミュニケーションを伝えることが難しいと感じることがあります。

 

できる時とできない時がありますが、私の中心にはCFFのコミュニケーションがあるので、これからも大切にしていきたいです。

 

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理事長ちよ子より:

もともと長野のコワーキングスペーで出会った宮川さんが、数年後、複数のコミュニティで活動をされていることに、とても感心しました。

どんな活動をされているのかな?とよくわからなかったので、今回のスライドショーで、とてもよくわかり安心したと同時に、今後のご活躍が、とても楽しみになってきました。

 

NPO・JBAでは、理事の一員として、今後も、ご協力、一緒に活動できたらと思ってます。同時に、宮川さんから刺激や学びをいただき、NPOとしても前進できるのではないかと思っています。

宮川さん、ありがとうございました!

 

【正会員さんの感想】

宮川さんがCFFのコミュニケーションについてお話してくださいました。
ボランティア活動で、相手の状況を尊重しながら、きちんと進めていくというのがとても難しいんだと思います。
それを実現できる、お互いを気遣う基本が入っている素敵なルールですね✨

宮川さん、お話ありがとうございました💕

 

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【追記】

お話しいただいたNPO法人CFFの各URL
公式HP:

https://cffjapan.org/


2020寄付プロジェクト特設サイト:

NPO法人CFF 2020寄付プロジェクト | それいけ! CFF「子どもの家」を守り隊 〜2020寄付プロジェクト!〜


25周年記念プロジェクト特設サイト:

http://cff25th-anniversary.com/


Twitter:

twitter.com


Facebook:

https://www.facebook.com/CFF.CaringfortheFutureFundation


Instagram(CFFジャパン):

https://www.instagram.com/cffjapan/


Instagram(事務局):

https://www.instagram.com/cffjimukyoku/

12月21日(火)19時〜20時半【NPO・JBAオンラインでお話し会007】『CFFで学んだ、コミュニティ運営に生かしたいコミュニケーションの方法』

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題名

『CFFで学んだ、コミュニティ運営に生かしたいコミュニケーションの方法』
【NPO・JBAオンラインでお話し会007】

 

内容

海外ボランティア団体のNPO法人CFFで活動し続けて約3年。
CFFで交わされるコミュニケーションの温度感は他にないものがある。
ぜひこれからのコミュニティ運営に生かしていきたい。

NPO・JBAの理事、宮川周平さんからオンライン・Zoomでお話しを伺います。

・コミュニティ運営に興味がある方
・海外ボランティアに興味がある方
・実際にボランティア活動をされている方
・海外でボランティア活動を考えている方
・コミュニケーションについて模索している方

コミュニティもボランティアも全く関わっていない方も。
少し関わっている方も。
どうぞオンラインでお聞きいただければ幸いです。

 

▶お話しする人
宮川 周平(みやがわ しゅうへい)/ sharing love 探究者
“愛をわかちあう瞬間を増やしたい”をモットーに執筆・メディア運営(準備中)・キャリア教育・海外ボランティアなどやってます。

大学院生時代に進む道に迷い、1年半休学。長野市内のコミュニティスペースに居候しながら、ゲストハウスでコリビングの運営や「五感の幅を広げる」をコンセプトにしたクイズイベント『Quizの日』を開催。


新卒で建設コンサルに就職し、半年後から副業でライター業を開始。メンタルヘルス、農業、雑学、移住、ソーシャルグッドなどの分野で記事を執筆中。2020年11月に建設コンサルを退職し、フリーランスに。

執筆、心理学、NVC、カウンセリング、いかしあうつながり...などを勉強中。


★宮川 周平 Website
https://shuhei-miyagawa.localinfo.jp/

 

▶︎概要
【日時】2021年12月21日(火)19:00-20:30
【参加費】無料
【申込方法】
QRコードから入会案内に飛びます。

メール申込か、facebookよりお申込ください。
お申し込みいただいた方にメールでZoomのURLを送信します。
【会場】オンライン・Zoom
【主催】特定非営利活動法人日本バイヤーズ・エージェント協議会
【協力】移住ソムリエ®︎・トンガドメイン日本公式事務局

 

▶︎【NPO・JBAオンラインでお話し会】とは?
「空き家活用を考えている」
「移住や多拠点生活など考えている」
「移住促進活動をしている」
「地域の魅力を発信し地域を盛り上げている」
そんな移住や空き家活用に関心のある一般市民の皆様に、
特定非営利活動法人日本バイヤーズ・エージェント協議会(NPO・JBA)の正会員の活動事例をZoomで発表するオンラインお話し会です。
皆様のご参加をお待ちしております。


▶進行
草栁ちよ子
NPO・JBA代表理事/移住ソムリエ®︎
和紙・ほぐし織の傘と端布を売る江戸枝屋(えどしや)を開業。
【オンラインで、学んで、実践。創造する】オンラインコミュニティ「いいね!創造村(iine! Creators Colony)の村長。2004年より海・山・都会の3拠点生活でメールで不動産相談やNPOのホームページ制作、運営管理、文章制作などリモートワークを展開。2019年、移住ソムリエ®︎を起業し、NPO・JBAの代表理事となる。NPO・JBAでは、正会員皆様のオンラインお話し会をお届けしています。


▶特定非営利活動法人日本バイヤーズ・エージェント協議会(NPO・JBA)とは?
ひとりひとりに寄り添い誠実に。ご満足いただける安心安全な不動産取引の架け橋となる専門家バイヤーズ・エージェントを増やし、トラブルを未然に防ぐことを目指して設立されたNPOです。10年以上、無料不動産相談を提供し、住まいの質向上のための知識提供と啓蒙活動に取り組んできました。
2019年草栁ちよ子が新代表理事となり、コロナを経て、2021年より住環境の保全に関わる知識情報や啓蒙活動として「空き家活用」「地域活性化と移住促進」を実践されている正会員皆様の講演をオンラインでお話し会として開催します。
埼玉・長野の空き家、岐阜の空き店舗、新潟の空き地などを使って若者がNPOを通して、個人と地域への社会貢献となる流れ、循環を創るチャレンジ場として展開してまいります。

 

▼入会案内

info.yottakari.com


▼特定非営利活動法人日本バイヤーズ・エージェント公式ホームページ

https://yottakari.com/


▼Facebookページ

https://www.facebook.com/JBA.NPO


▼事務局からのお知らせ

info.yottakari.com

 

 

【ご報告】WEB総会が終わりました

【ご報告】NPO・JBAのWEB総会が終わりました。
今年一年、正会員皆様の活動事例を
地域を盛り上げる活動/空き家活用・移住促進/新しい暮らし方・住まいの形・シェアハウスとゲストハウス
などなど、「オンラインお話し会」という形でZoomで月一回、開催できたことを、感謝申し上げます。

皆様の素晴らしいお話しを、ぜひ、一般市民の皆様にも広く提供したいと考え、来年度より、YouTubeを立ち上げ、番組として配信してまいります。

また、正会員のオンラインお話し会と別に、非会員の方や賛助会員の方で上記ご活動をされている方々とオンライン対話…facebookタイムライン上でライブ配信し、一般市民の皆様に知見を広める番組も考えております。こちらは正会員の推薦・紹介に限らせていただきます。

 

今年は、あと1回、12月にオンラインお話し会の開催をもって終了とさせていただきます。開催日時が決定次第、ご案内させていただきます。

 

今までのオンラインお話し会はこんなでした。

 

最後に一点。
代表理事の草栁ちよ子ですが、「移住ソムリエ®︎」の商標登録を持っております。
「移住ソムリエ」をお使いになりたい地域、団体様は、希望条件などご提案内容を掲示いただければご相談に応じます。こちらは直接、草栁にお問い合わせをお願いします。

NPO・JBAのでは、正会員・賛助会員を募集しております。

移住促進活動・空き家活用・地域を盛り上げる活動をしている個人・団体・企業様。

新しい働き方、暮らし方、住まいのカタチを実験・実践されている方。

防災や修繕、相続、継承に関する専門家の皆様。

日本と外国・ローカルとグローバルを超えた繋がりを紡いでいる方。

これら活動を、地域問わず、地域を超えてオンラインでつながり、ともに考えるNPOです。

info.yottakari.com