2018年12月
各位
皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
私ども、特定非営利活動法人日本バイヤーズ・エージェント協議会(JBA)は、2002年1月設立以来、16年にわたり消費者の立場に立った不動産相談受付サイトとして活動してまいりましたが、全国の心ある不動産業者さんに数多く助けていただきながら、様々なご相談内容に対してできる限りお答えすることを目標にしてきました。
JBAの源流は、インターネット黎明期の1990年代半ばに日本で最初の不動産ポータルサイトとしてスタートしたReal Town Japan(RTJ)まで遡ります。RTJを応援してくださった全国の不動産業界の皆さんとの情報共有の場として、当時RTJの中に「不動産メーリングリスト」が開設されていましたが、JBAはその時の主なメンバーの方々と共に設立されたのです。
当時アメリカでは、消費者目線に立った不動産仲介の新しい形として、バイヤーズ・エージェントという考え方が急速に普及してきていましたが、その先駆けとして立ち上がっていたIRED(Internet Real Estate Directory)から多くを学びましたし、その創設者であるMs. Becky Swann(2011年3月に亡くなりました)から色々とお知恵を借りることもできました。
さて、インターネット上での不動産ビジネスの有り様がこの10数年間で激変してきたことは申すまでもありません。情報検索の多様化・高度化はもとより、AI時代の到来で、私たちの手作り的なコミュニケーションにも一定の限界が見えてきました。
そのような時代背景を踏まえ、これまでの日本バイヤーズ・エージェント協議会としての活動を、2018年12月末をもって終了することにしました。
つたない回答でも役に立ったと支援してくださった多くの消費者の方々、サポートしてくださった業界の皆様、長い間本当にありがとうございました。
私たちJBAは、2019年春をめどに、名称、陣容、活動内容等を大きく変え、これからの新しい生き方、働き方、暮らし方などに関わっていこうと考えています。取り上げるテーマはこれまでと少し違うかもしれませんが、運営という意味では、従来同様「手作り」的になると思います。
形が見えてきましたら、ご報告させていただきます。
何はともあれ、長い間ご支援くださった多くの皆様、本当にありがとうございました。新しくなりましても、引き続きご指導ご鞭撻下さいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人日本バイヤーズ・エージェント協議会(JBA)
理事長 磯部裕幸