【レポート】コミュニティハウスアオイエ・坂元さん:坂元さん教えて!「アオイエ」さんてドンナとこ? コミュニティハウスの表現者たち 【NPO・JBAオンラインでお話し会004】

2021年8月30日(月)、オンラインお話し会第4回、株式会社アオイエの坂元さんよりコミュニティハウスアオイエの事ををお話しいただきました。

以下、坂元さんからのレポートです。

 

・アオイエとは

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らしさが交差するコミュニティハウス「アオイエ」

アオイエで過ごす時間を通して、
多様な感性に触れ、認め合える。

正解がない世の中で、
欲しい未来は仲間とともに自分たちで創っていく。

アオイエは「個性あふれる多様な人との出会いや繋がり&未来を創るための学び」
を提供するコミュニティハウスです。



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アオイエの住民の皆さん


・アオイエをしている理由

1.空き家の問題を解決するため。
 

東京だと世田谷区と杉並区に空き家が多い。

バブルの時期に建てられたとても大きな家がたくさんある。

しかし、当時は家族が多かったし、二世帯で住むことも多かったが、現代では少子化や核家族化で従来の大きな家の需要がなくなり、大きな物件が使われずに放置されている。

とても素敵な物件が多いのに勿体無い。立地もいいので、環境的にはとても良い。

2.固定費が高いため。

多くの学生や社会人の方がいて、皆それぞれとても頑張っていると思う。

しかし、みんな自分の夢や目標にお金を使う前に、家賃や水道光熱費を払うために働いていて、夢や目標を忘れている人がとても多いことに気がついた。みんなで住むことによって固定費をおさえよう。夢や目標に近くために、立地もなるべく都会に近い方がいいと思い。そのような場所にアオイエはある。

3.みんなの安全基地をつくる。
 そもそも人間はthink differentであるため、みんな特殊な夢を持っている。他人に理解されなかったり、できるわけないって言われるような夢を持っている人がいる。そして、逆に自分が何をしたいのかわからない人もいる。それが当たり前であるはずなのに、みんな同じような考えてあるはずだとか、将来はどんなことをしたいのかを必ず聞かれる国である。だからこそ、みんなが自分の思いや意見をなんの不安もなく、表現できるコミュニティが必要だと考えた。

コミュニケーションこれがとても現代では大事だと思っていて。会社、学校、社会。親御さん、自分が結婚してから、子供ができてから。とても大切だと思う。みんなそもそも違うからこそ、話す必要がある。話さなくてもわかるなら、そもそも言葉なんていらない。でも現代は、AIやテクノロジーにばかりお金が使われていて、誰も心のところにお金を使わない。内的なものが変われば、外的なものがとても素晴らしいものになるはずなのに、それを教えてくれる場所がないと思い。コミュニケーションを大切にしている伝統や文化のあるコミュニティが付いているシェアハウスをしています。



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半年に一度開催している合宿の様子


アオイエと関わる人に持ってもらいたい考え

1. みんなそもそも考えや価値観が違うってことを知ってもらいたい。
シェアハウスに住んでいるといろんな問題ももちろんある。一番多いのは食器を洗っていない問題。
 これはよくあるけど、やっぱりそれぞれの家庭での環境で違うと思っていて。片方の人は次の日の朝に洗うという家庭だったらそれが当たり前だと思ってしまうし、もう片方の人が食べ終わったらすぐに洗う家庭で育ったんだったらそれが当たり前だからそもそも前提が違うので、どっちが悪いとかの話ではなくて、なんで洗っていないのかのなぜ??を聞いてあげて欲しいし、共感はできなくても理解はできると思うから
これがどこにいっても大切だと思う。レッテルを貼って見たり、考えが違うだけでこの人は微妙やなって思うのは絶対に間違っているから。



2. ありのままの自分を表現して欲しい
なかなかこれまでの日本の教育は正解があったり、なぜそういえるのでしょうか?ってうプロセスでさえ答えがある。プロセスも大切にされていない、さらにはプロセスにまで答えをつけてしまっている。これだと自分の考えは間違っているのかなって思う瞬間が多いと思う。
 自分はこう思うとかはっきりと自分の価値観や考えがわかっている状態で相手に伝えることができるととても安心して暮らして行けると思っていて、偽りの自分を演じていると関わる人はそれが本当のその人だと思って接してしまうと思う。しかもその人をお守ろうとしているのにも関わらずに傷つけてしまうことにも繋がる。初対面で頑張ってお酒を飲んだら、それを本当の自分をだと勘違いされて、めっちゃそれからおさけを誘われて、本当はあまりお酒好きではないんだよねって言えない。こういうちょっとしたことが悩みになって行くと思うんよね。俺がその人のありのままを知っていたら守れると思う。あまりお酒好きじゃないからのみじゃないのに誘ってあげてとかって言ってあげることができる。誘っている人もいいと思ってしているので、絶対にありのままの自分をしっかりと相手に伝えるということが大切だと思う。



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ご飯会の様子


アオイエには魅力多くの魅力があります。

1.ヒッチハイクみたいな出会いについて

アオイエに入居した初日は鮮明に覚えていて、ネパールから帰ってきてからスーツケースを持ったままアオイエにいったのを覚えている笑入るまではまじでどんな人がいるのかわからないし、どんなコミュニティなのかよくわからんやったけどネパールを経験していたから絶対大丈夫っていう気持ちになっていたから怖くなかった笑

初日からいろんな人がいてびっくりしたヒッピーみたいな人いるし、普通に大学生もいるし、他の物件にはお笑い芸人がいたりした。大学生の時に有給を使ってヒッチハイクをして東京から福岡へいったことがある。その時の感覚を思い出した。

元プロテニスの人、シングルマザーの10トントラックのお姉さんや家族、カップルの人が乗っけてくれた。ヒッチハイクのことは後日書こうかな。きっとここにいなかったら絶対に会わない界隈の人だなっていう人ばかりだった。それぞれみんなが頑張っていて、そのみんなで暮らすっていうのが新鮮すぎて楽しすぎた!!

みんなで夜な夜な映画を見たりとか、みんなでご飯食べたりとか1人暮らしをこれまでしていた俺にとってはありえない光景だったなーー。みんなで遊びにいったり、ドライブしたりってめっちゃ楽しかった。

それから3年くらい経つんだけど、みんな最高の仲間です!!ありがとう!


2.安心して帰れる場所

アオイエって進撃の巨人でいうと壁の中みたいな感じだと住民の時は思っていて、調査兵団(家の外での活動)みたいな感じで、バイトとか自分の活動をしてめっちゃ疲れたり、凹んだり、落ち込んだりしても帰ったら誰かいるっていう環境が安心できた。何があっても誰かが帰ったらいて、話を聞いてくれる。みんながいつも味方をしてくれたからいろんなことを頑張れたっていうのもあるなー。

帰ったらおかえり、ただいまがあって、行く時はいってらっしゃい。いってきますがある。これってとても些細なことなんやけどめっちゃ大切なんよね
1人暮らししている時とシェアハウス住んでいる時を比べても正直全然家の中ですることはそんなに変わらない。

1人暮らししている時はシェアハウスって嫌だなって思っていたし、プライベート欲しいなって思っていたけど、プライベートってなんだって住んでみてなっている笑

でも喜びとか楽しいことは共有できて、なんか倍にできた気がするし、
悲しいこととかはみんな話聞いてくれたり、一緒に楽しいことをしてくれるから半減したりするし、人間ってすごいって思うし、コミュニティってめっちゃ必要やなって思いました。

だからこそ先日書いたように常にありのままでいることが大切だと思うからそれを実践して常にいたかな
悩みはないし、居心地はいいし、外では頑張ろうって思えてとてもいい環境だった。


最後の学びのところ

正直住んでいるだけで学びになったけど、特にゼミやみんなでする合宿は勉強になりまくる。

自分が最初に参加したゼミはブロックチェーンの勉強会みたいな感じだったけど、それまでコミュニティトークンとかブロックチェーンとか聞いたことはあったけど、そもそも仕組みやできた目的、どのように実社会で応用されているか。著名な方はそれについてどう思っているのかを知るきっかけになってとても勉強になった。無知って一番よくないと思うし、少し知るだけでも短な存在になる。やはり自分でその後に行動をさらにしないと学びとしては薄いものになってしまうが、当時の俺にはとても衝撃だった。

その他にも多くの著名な方にアオイエにきてもらっていて、人生観や価値観考えかた。これからの日本のことや過去のことなど多くの知見や視点をいただいた。こんなに側から見たら成功しているとしか言いようがない人たちも多くの失敗や辛い過去があったんやって思うと自分もめっちゃ頑張ろうって思えたのが一番心に残っている。

また合宿は最高で、関西のアオイエの人も東京のアオイエの人も多くの人が同じ場所でスポーツをしたり、ワークショップをしたりする。
日本は少子化によってちょっと大丈夫かなって思うけど、アオイエの人達見てたらこれからの日本も大丈夫だなって思うくらいにみんないろんなことをしている。頑張っている。うん、とても素敵だと思う。

いろんな人の意見や想いやこれまでの生き方を知れる機会は本当にない。
やはり、人間はthink different だなって改めて思うし、そこにいる全員がお互いの意見を尊重できる人間しかいない。みんな違ってみんないいがそこにはあったし、お互いを高めて行こうっていう想いがあったな

関西にこれまで何度かいったけど、そこにも帰れる場所があることはとても幸せなことだと思っている。


もっと魅力的なところはあるけど、知りたい人は遊びにきて欲しい!

これからの日本には絶対にコミュニティが必要だと思うから

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www.community-house.jp

 

 

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理事長のちよ子より:

坂元さん、ありがとうございました!

お忙しい中、一時間半、ぴったりと収まる濃い内容で、あっぱれでした!

このお話し会、JBA正会員メンバー限定グループでは録画を公開していますが、永久保存版じゃないかな?という講演でした。

しかも、このreport、4,000文字以上!お疲れ様ですm(_ _)m

ここから、今後、アオイエさんが、どんな展開になっていくのか、とっても楽しみです。皆さんも、ぜひ、アオイエさんのサイトを、先ずはご覧なってくださいね。


▶お話しした人
株式会社アオイエ 代表取締役
坂元裕星
大学在学中にバックパッカーとしてネパールを訪れ、その後一年間現地で英語を教える活動を行う。
帰国後アオイエに入居したことをきっかけに株式会社アオイエに入社し、
東京を統括するコミュニティマネージャーを務める中で代表に就任。

note.com

ネパールで先生からシェアハウスの代表に?坂元裕星は心からの笑顔を守るために働く。

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